① 安心・安全のステージ
安心・安全のステージは、人材育成の基盤を築く重要な段階です。経営基盤の安定や福利厚生制度の整備はもちろんのこと、誰もが意見を述べ、居場所を確認できる環境が不可欠です。このステージの欠如は離職率の上昇につながります。このステージでは信頼関係の構築に焦点を当て、コミュニケーションの基盤を固めていきます。
② 自主・主体のステージ
経営者は従業員に自主性や主体性を期待しますが、実際には高い能力を持つ経営者ほど、従業員の経営者への依存度が高まり、自主性が低下する傾向があります。このステージでは、これまでの社内での指導方法に加えて経営者や管理職がコーチング手法を取り入れ、従業員の自主性と主体性を引き出すことに焦点を当てています。
③ 協働・創造のステージ
協働・創造のステージは、目標達成と理念共有のステージです。課題解決と目標達成はセットであり、経営理念を取り入れたアプローチが必要になります。経営者、管理職、従業員が共有し、経営理念に基づいて問題に取り組むことが、企業の発展に欠かせません。経営者が提唱した理念や目標を共有し、それに向けて協働で取り組み結果を出すことが、企業の成長と発展を持続可能なものとします。